監督通信(H31.3.26)親の関わり方

 それぞれの家族には、それぞれの事情があります。その事情が長く続くものもありますし、一年などの期間が限られているものもあります。例えば、兄弟姉妹の受験、小さい弟妹がいる、家族の介護や入院、親の転勤や別居、家族構成の変化、仕事の休みが土日祝日ではない…などなど。また、私も経験(私の息子は4月から大学2年と中学3年、どちらも野球をしています)していますが、子育てをしていると時間的・精神的・経済的余裕がない状態が続くこともあります。子育てって大変です。

 私は監督として、保護者のチームへの関わりについて次のような話をしています。

 『親が毎日練習に来る必要はない。』『親だって休みの日にはリフレッシュしたいし買い物も洗濯もある。』『親は練習に来たい時にいつでも来て、いつでも帰っていい。』『100回来た親が偉くて、1回しか来ない親がダメということはない。それぞれに事情もある。』『来られない親は、いつも来て面倒を見てくれている親がいることを心に留めてください。』『野球をやりたい子どもが家庭の事情で野球をやれないのであれば、みんなで協力をして何とかして野球をやらせてあげよう。』『親たちがそれぞれの立場や事情を考慮しあい、お互いが協力し合えば、だいたいのことは上手くいく。』『そういう姿を子どもたちに見せることが、子ども達の成長にもつながる。』『親として自分の子どもの活躍や利益が10割になりたい気持ちはよくわかる。普通そうです。でも、その気持ちをほんの1割でも2割でも他の子どもにも使ってください。そうすれば全体がうまく回る。』『大人たちの知恵と協力があれば、だいたいのことは何とかなる。』などなど。私の基本的な考えからの発言です。

 もちろん、必要最低限の当番はあります。指導者だけではどうにもならないこともありますので。子ども達が頑張っている姿を見てはもらいたいのですが、親にとっても子どもの野球が全てではありませんので…。

 来られなかったら、『今日の野球どうだった?』って夕食の会話ネタにしてください。そしたら親子の会話も増えます。来られたら、子どものプレーを見て野球談議に花を咲かせてください。野球を親子のコミュニケーションに使ってください。

 我がチームの親は、みんな仲良く知恵を出し合い、そして協力し合い団を運営してくれています。本当に素晴らしい親たちです。感謝しています。

 私の考えや我がチームの親の皆さんの頑張り、そして必死に頑張る子ども達の姿にご賛同いただける方、ぜひ子どもさんを入団させてください。新入生の4月からでもOKです。1年生でも試合に出てますから。新入生や低学年でも大丈夫、みんなで面倒みますよ。女の子も大歓迎です。女の子なら中学校でソフトボールやるために入団するのもアリです。我がチームのピッチャーの一人は女の子です。

 もっともっと仲間を増やしたい。そう思っています。

 いよいよ野球シーズンの到来です。多くの皆さんの入団をお待ちしております!