高校野球『夏の甲子園県予選』が開幕しました。

我が家の二男にとっても、そして家族にとっても、今年は最後の『高校野球』です。

送迎もありましたので、せっかくなので楽天生命パーク宮城での開会式も見てきました。

西多賀少年野球の卒団生や、二男と一緒に小中学校時代に野球をしていた子ども達と久しぶりに会うことも出来て、とても良い一日になりました。

 

こんなうれしい光景も、目にすることが出来ました。

登場人物は、西多賀少年野球の卒団生S君。SK高校の1年生で、背番号20をいただき開会式では立派に行進をしていました

開会式終了後、Sのチームはグラウンドの片付けをみんなでして、控え場所の1塁側スタンドに戻って来ました。

彼らは一列になって小走りで帰って来ましたが、ちょうどそこに出口に向かって階段を上がる観客の列がぶつかる形になったのです。

先に動いていたのはS達。そこに観客の列が後で動いてぶつかる形です。

しかも、ぶつかるタイミングはちょうどSのあたり。

どうするのかな~と思いながら、興味津々で見ていました。

すると、Sはピタッと止まり『どうぞ』と言って道を譲ったのです。それも、とても自然な振る舞いで…。

当たり前といえば当たり前の行動かもしれませんが、自分達も急がなければいけない中、しかも炎天下で疲れている中、自然にスッと止まって道を譲れるようになっていたことにすごくうれしい気持ちがこみ上げてきました。

卒団してからも『野球』でちゃんと育てていただいているんだな~と実感しましたし、私にとっては本当にうれしい光景でした。

開会式に行ったからこそ見られた光景です。

SK高校の指導者の皆様、これからもSをどうぞよろしくお願いいたします。

 

我が家は、長男もあわせて6年間『高校野球』にお世話になりました。

この間、甲子園に行くことも出来ましたし、子ども達は『高校野球』で成長させていただいたと言っても過言ではありません。

『やっぱり高校野球はいい!』。これが私の結論です。

もちろん若い彼らのことですので、良いことばかりや楽しいことばかりではないのも事実です。でも、その先の人生にとって大いにプラスになる経験と勉強が出来る場所が、『高校野球』だと私は思います。

西多賀少年野球の卒団生も、『高校野球』を経験するところまで野球を続けてもらえれば、こんなにうれしいことはありません。

 

さあ、我が家にとって最後の夏が始まりました。

この夏、二男の試合がある日は仕事も西多賀少年野球の指導も休んで、我が家を育ててくれた『高校野球』を思う存分楽しみたいと思います。なんてったって最後の夏ですからね。

それでは皆さん、球場でお会いしましょう!

 

レッツ・エンジョイ・高校野球!