監督通信（2022.05.29）チームを救ったBIG PLAY！

ジャンボ大会2回戦。

1回の表に『ヒット→盗塁→スクイズ』で1点を先制され、その裏に犠牲フライとヒットで1対2と逆転。（ここまではまずまずの流れ…）

しかし、2回の表でこちらの守備の乱れもあり3点を追加され、4対2と逆転を許してしまいイヤ～な雰囲気になりつつあった西多賀2回裏の攻撃。

ついに、そのBIG PLAYが起こります。

 

詳細はこうです。（一部誤認があるかもしれませんが、概要はあってます。）

 

7番（K君・この回の先頭バッター）

2球目にショートフライで1アウト。

8番（H君・この選手がBIG PLAYでチームを救います）

何とかファーボールで出塁。

これで1アウト・ランナー1塁。

9番（T君）

カウント2ボール1ストライクとなった、運命の4球目…。

打ったボールはキャッチャー前に…。コロコロコロッ…。

万事休す！

Oh my God！

絵に描いたような、教科書どおりの大ピンチ！

相手キャッチャーは、素早く捕球して矢のような送球を1塁へ…。

ファーストが難なくキャッチして、バッターランナー（9番T君）アウト。（これで2アウト）

ファーストも、矢のような送球を2塁へ！

ショートがこれも難なくキャッチして、1塁から走ってくるランナー（8番H君）にタッチ！

 

タッチ？タッチ？タッチ…？

あれ？走ってくるはずのランナーが来ない…。

 

この時、1塁ランナーのH君は私の視界から消えてしまいました。

1塁にゆっくり目を戻すと、そこにはH君が…。

H君は目をクリクリとさせ、いつものようにズボンを両手で『クイックイッ』と軽く回し上げながら、涼しい顔をして1塁ベース上に立っていました…。

最初、何が起こったか私には分かりませんでした。

 

解説はこうです。

バッターランナー（9番T君）は、1塁ランナー（8番H君）より先にキャッチャーからの送球により1塁でフォースアウト。（これで2アウト）

タッチプレーになる1塁ランナー（8番H君）は、わざわざタッチされるために2塁に行く必要はなく、見事に1塁に戻って来た。

こういう訳です。

ゴロを打ったら、1塁ランナーは全力で2塁に走っていくもの…。そう勝手に思い込んでいましたが、そんなことはなく、タッチプレーになっているからあえて2塁には行かず1塁に戻って来てもいいんですね～。（戻れるならですが…）

ビックリしました。

当然と言えば当然のルールなんですが、こんなプレーを私は初めて見ました。

 

審判からの確認もしっかりとしていただき、これで2アウト・ランナー1塁。

試合再開です。

その後、上位打線が打って、2回裏で同点にしてくれました。

この8番H君のBIG PLAYがなかったら、ゲッツーで2回裏は終了…。

きっと、試合自体も完敗だったと思います。

もちろん、抽選もなし…。

今日は、H君にチームを救ってもらいました。

 

試合後、H君に『ルール分かってて戻ってきたの？』と聞いたら、『ハイ！オレは分かってましたよ。ハハハハハァ～』という返事…。

う～ん。本当か～？

まあ、今日のところはそういうことにしておきましょう！

 

抽選も含めて、運も味方してくれた試合でした。

ジャンボ大会に入って、主力が常にケガで離脱していて苦しい状況ですが、なんとか勝ち上がっています。

爆発的な力はありませんが、めんこい子ども達にいつも運が味方してくれています。

そう言えば、今日はひとつもサイン出していません。

抽選とは言え、ノーサインでの勝利！素晴らしいですね～。

暑い中でしたが、とにかく子ども達がよく頑張ってくれました。

 

対戦していただいた岩沼南ブルーウェーブさん、ありがとうございました。またぜひ、対戦よろしくお願いします。

また、早朝よりグラウンドを整備していただいた七ヶ浜パイレーツの皆さん、ありがとうございました。青い空に心地よい風。そして黒い土に真っ直ぐに引かれた真っ白なライン…。きれいなグラウンドをありがとうございました。

 

試合後、せっかく七ヶ浜町に行ったので、菖蒲田海水浴場に遊びに行きました。

いや～本当に頑張って遊べる子ども達です。野球もそんだけ頑張れよ！って言いたくなります…。

でも、みんなが楽しそうに遊ぶ姿にいやされ、次も頑張る活力を子ども達からもらいました。

次戦も苦しい戦いになるとは思いますが、最後まであきらめずに『エンジョイ・ベースボール』で頑張ります。

皆さん、応援よろしくお願いします。

 

＜追伸＞

団員募集中です。

うちのチームは、とにかく親の皆さんがいい！

監督の私が言うのですから、本当です。（親が私をどう思っているかはわかりませんが…）

みんな仲がいいし、その仲の良さが子ども達に良い影響を与えているように感じます。

団の代表も、自分の孫のように子ども達をかわいがってくれます。

時々、パンやアイスや唐揚げも差し入れてくれます。

指導者だって、私にしっかりと意見してくれます。

今日の試合の指示は『初球から積極的に打て』でしたけど、相手ピッチャーの様子を見て『好きな球にしぼりましょう』と意見をもらいすぐに修正。良い結果につながりました。

大人達みんなが仲良くすることで、子ども達のより良い成長につながっていると信じています。

子どももいいけど、親もいい。そんなチームです。

ぜひ一度グラウンドに遊びに来てください。お待ちしています。

 

菖蒲田海水浴場（最終的にはHPに載せられないようなひどい状態になって遊んでいました）