『特別な夏』が始まる…。
今年の夏は、私にとって『特別な夏』です。
2年前の2018年8月18日。その年の新人チーム最初の公式戦がありました。会場は太白公園野球場。対戦相手は鹿野クラブさん。
当時の新人チームは5年生がゼロ。4年生以下の子どもしかおらず、2年生も3、4人試合に出さざるを得ない状況でした。つまり、新人戦は一つ上の学年と試合をするだけでなく、2年生にいたっては5年生との試合ですから歳の差3つ。よくまぁ大会に参加したもんです。さらに、当日の天気は快晴。暑いこと暑いこと…。まぁ、とにかく大変なことになりそうな予感しかしない状況だったわけです。
先攻は鹿野クラブさん。
1回表。ファーボールと連打で、スリーアウトになる気配ゼロ…。超山なりスローボールで三振をとっても、振り逃げされてアウトにできない…。なんせ3年生のキャッチャーでしたから、ワンバンを体で止めるが精一杯。残念なことに止めたボールは全て3塁側に転がって、ファーストに投げても届かないはアウトにならないは…。振り逃げは3つか4つされたような…。そのたびに首を斜めにしてこちらを向く姿が、今も目に焼き付いています。
1回表の守備は、とにかく長かった…。途中、前代未聞の『守備側の給水&休憩タイム』を本部が特別にとってくださいました。
1回表がようやく終わった時には、失点29!29失点ですよ!よく3つアウトとったもんです。
2回表は4失点で切り抜けましたが、2回裏で時間切れ。結果は33対0の大敗でした。
2回までしか攻撃していませんので、きっとバッターボックスに1度も立たなかったスタメンの子どももいたと思います。
この子ども達を、いつかは必ず勝たせてあげたい…。そう強く思った夏の暑い一日でした。
これが、現6年生を最上級生とするチームの始まりです。
あれから2年。団員も17人に増え、試合にもたまに勝てるようになりました。
この間、超弱小チームでしたが、連盟やスポ少の役員の皆さん、所属する他のチームの皆さんにずいぶんと面倒を見ていただき助けていただきました。嫌がらずに試合をしていただきましたし、他のチームの指導者からご指導いただいたことも数え切れません。本当に感謝しています。ありがとうございました。
そんな苦しい時期を一緒に乗り越えてきた6年生。特にチームを支えてきてくれたキャプテンと副キャプテンは、2年生からの入団です。長いこと一緒に野球をしてきました。
入団当時のキャプテンは、兄の後を追ってグラウンドに1日ず~っといました。当時から努力家だったように記憶しています。副キャプテンは、野球っていうよりは遊具だったかな?ノックをしていると『監督ぅ~、ジャングルジムで遊ぼう~』なんて言ってました。今ではチームになくてはならない2人です。
もちろん、他の6年生も秋でもう終わりですから、コロナ禍の今、貴重で大切な夏の公式戦が始まります。
6年生には、笑顔で思いっきり野球を楽しんでもらいたい。『頑張った~』『楽しかった~』と思って冬には卒団してほしい。予定していた夏休みの湯の浜海水浴場での合宿も、代わりに計画したBBQも、全てコロナウイルスのために自粛…。今年は我慢の年です。そんな年だからこそ、苦しい時期を一緒に頑張ってくれた子ども達だからこそ、この夏私には何ができるのか…。考えます。
チームの予定は、ホームページにアップしています。お時間がありましたら、ぜひ練習や練習試合、公式戦に遊びに来てください。めんこい子ども達が、今日も笑顔で野球頑張っています!
今日も長文…でも監督満足!
明るく・仲良く・元気よく
レッツ・エンジョイ・ベースボール!
私にとって『特別な夏』が始まりました…。