私は、我がチームの親には『練習には無理して来る必要はない』と話しております。決して『来るな』と言っているわけではなく、親だってせっかくの休日。洗濯や掃除、買い物やリフレッシュだって必要だから、『子どもの野球』と『家庭や自分自身のこと』を両立してください…と言うことです。

 

 もちろん、母当番なるものも存在しますが、練習日はお昼だけ来ていただいています。理由はインスタントみそ汁を準備してもらうからです。我がチームのお昼は『おにぎり』と決まっていますので、インスタントみそ汁をチームで準備するからです。

 ただし、来ることが出来るならどうぞ来てください。そして一緒に野球をしましょう…とも話しております。中学生になったら、グラウンドになんか入れませんし、相手にされなくなりますからね~。小学生の今のうちだけですから。

 

 それぞれの家庭にはそれぞれの事情があります。家族構成、他の兄弟のことや親の介護、仕事や休日などなど。どの家も何かしらの事情を抱えているものです。我が家だってそうです。でも、大事なことは子どもが『野球をやりたい』と思ってくれていること。そしてその希望を叶えてあげたいということです。毎日来ることが出来る親もいる。ほとんど来ることが出来ない親もいる。私はそれはそれで仕方がないと思っています。きっと、来ている親は来ている親で、来ていない親は来ていない親で、それぞれがチームや子ども達のために何が出来るかを考えてくれているはずです。私はそう信じています。

 

 親としては、自分の子どもがエースで四番でキャプテンで大活躍…が理想かもしれませんが、現実はそうはいきません。スポーツ少年団という組織に加われば、それなりに親としての葛藤もあります。その葛藤は、時には子ども以上かもしれません。子どもを鍛えるつもりでスポーツ少年団に入れてみたら、実は親が人として鍛えられている…なんてこともあるかもしれません。私に関して言えば、親と指導者の両方の立場いずれでも『人として鍛えられている』『人間力が試されているる』、そういうことは多々ありました。それは今現在も続いています…。

 

 取りとめのない話になってしまいましたが、いろいろと家庭の事情もあるかもしれませんが、もし『野球をやってみたい』と子どもが言い出したら、すぐにでも入団させてくださいということです。大人の事情よりも子どもの気持ちを優先してほしいのです。あとのことは大人達が知恵を出し合い、子ども達のために力を合わせて頑張ればいいだけですから。我がチームの親は、本当によくやってくれています。心から感謝しています。ぜひこの親達の仲間になって一緒に楽しい野球チームを作っていきませんか?

 

 今年の終わりに、我がチームの大人達のことを思ったら、長い文章になってしまいました。結局は『親達に恵まれ、今年も楽しく野球が出来ました』と言うことです。感謝!

 来年も『日本一の笑顔で エンジョイ・ベースボール』を合言葉に、一致団結頑張ります!

 それでは皆さん、よいお年をお迎えください!(来年は私の年…亥。猪突猛進ではなく、周囲の皆さんのご意見をうかがいながら頑張ります!)